病院概要

理念：「智心豊かに」

私たちは確かな知識と温かい誠意（心）とを積み上げ、良い判断と良い治療を目指して努力してまいります。

昭和５２年新潟県立中央病院内科を退職して上越市本町７丁目の雁木通りに一軒家を借りて小さな内科医院を開院いたしました。
１日３０人くらいの患者さんを診察しながら生涯を送るつもりでおりました。
ところが開院間もなく「新潟透析友の会」の代表の方と地元の透析患者さん達が来られ、透析室を併設した医院を新しく設立してほしいと懇願されました。

その頃は、この当地には透析治療の出来る病院は、新潟労災病院と県立中央病院しかなく、多くの患者さんは新潟市・長岡市・富山市・長野市などの遠くの医療機関で透析を受けておられました。
患者さんとしては地元の透析室で治療したい　自宅から通院出来るように又、元の職場に復帰して生活が出来るようになりたいという切実な思いがありました。

しかし、いくら懇願されても、まだ開院したばかり、その上貧乏で浅学非才の身、ただ途方に暮れるばかりでした。
その後、「日本の透析の父」と讃えられた信楽園病院の平澤由平先生にお会いすることが出来、１年間直々の御指導を受けることになりました。
又、当地の金融機関の特別な計らいを受け、極めて困難ではありましたが、ついに現在の地に新しく透析室を併設した内科医院を設立することが出来ました。
これにより、今まで市外や県外で透析治療を受けておられた患者さんをすべて当院で治療をすることが出来るようになり、それぞれ自宅から通院され、又、会社勤務に復帰されることが出来ました。

このように、目的が達成されたのは、各病院・医院の先生　薬局関係の皆様、患者さん、そして古くからの友人の皆様のご支援のたまものと心から感謝いたしております。

理事長　渡辺静一

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